おうちで温泉気分第九弾「自然と語らうランプの一軒宿宮城県湯浜温泉三浦旅館」

台湾現地日本情報マガジン『WAttention TOKYO+ 挖！日本』の人気連載記事「日本元氣溫泉之旅」を覗き見。温泉ライター西村理恵さんの記事を読みながら、おうちで温泉気分を味わってみてはいかがでしょうか？

今回ご紹介するのは、宮城県湯浜温泉の三浦旅館。
大自然に囲まれた全国でも数少ない電気が通っていない旅館です。

電気が通っていないため夜はランプで過ごし、また携帯の電波も通らずテレビやラジオも在りません。
現在の私達は、いつも当たり前のようにスマホを見たりパソコンを開いたりと、様々な電子機器から恩恵を受けたとても便利な社会で生活をしております。
しかし得た恩恵と合わせて、人との会話や上を向いて日常風景を俯瞰する瞬間など、失いまではしなくとも減ってしまったものも少なからずあるようにも思います。

利便性から一度距離を置き、人と語らい、温泉でリフレッシュをし、食事を楽しみ、自然の静寂に耳を傾ける。ぜひ訪れてみたい温泉旅館です。

自然と語らうランプの一軒宿。宮城県湯浜温泉　三浦旅館

日本には３１００ヵ所を越える温泉地がありますが、その中のほんの数カ所は、電気が来ていないランプの宿です。

今回紹介する三浦旅館もそんな一軒。自動車道路から車を下りて徒歩10分。渓流を渡りブナの森の中を歩いて宿に到着します。ここは自然と共にある本物のナチュラル・スパ。気持ちがゆっくりと静まってゆきます。お湯は、ぷんと硫黄が香り、白い湯花がふわりと舞うつるつるとした感触のかけ流し温泉。夜はランプの灯りの元で入浴します。