現在、WAttentionでは、新型コロナウイルスの影響による台湾人の訪日意欲、意識の変化を調査すべく、アンケートを実施中。弊社独自の台湾ネットワークを活用したアンケートの中間結果から、台湾人の本音を読み解きます。
回答者基本情報
アンケートの参加者は現在80人。そのうち約6割が女性、そして年齢層は30歳以上が多い結果に。和テンションのユーザー層は、日本ファンの訪日回数が多い金銭的余裕がある方が多いので、収入が比較的少ないといわれる20代が少ない結果は納得ができます。
台湾人の平均年収は、おおよそ480,000元。回答者データでは、平均年収と同様、もしくはそれ以上の台湾人は8割強となったため、新型コロナウイルス収束後の潜在的訪日者としての可能性も十分高いと考えられます。
やはり訪日回数に関する回答も10回以上が半数を超え、台湾人らしい、また和テンションのユーザー層らしい結果に。
以上、回答者の基本情報を踏まえたうえで、アンケートの回答を見てみましょう。
台湾人が今欲しい情報とは
「今、どんな情報が求められているかわからない。」「海外ネットワークがないから、適切に情報が届いているか不安。」など、未曾有の中での情報発信に関してお悩みの方は多いのではないでしょうか。
アンケートの結果によると、日本の観光情報や新商品の発売情報など今までと同じような情報発信を求めている人がそれぞれ約6割(複数回答)という結果に。日本の新型コロナウイルスに関する情報を欲している人も同じく約6割を占めたことから安心感と訪日意欲を掻き立てる情報発信をバランスよく継続的に行うことが鍵になりそうです。
ECサイトや輸出に力を入れるチャンス!?
日本の商品に敏感な台湾人が、日本に行けない間の購入経路を調査したところ、輸入品や、Amazon・楽天などのECサイトで購入する人がそれぞれ約5割との回答が得られました。
日本の商品のニーズは以前に増して高まっているので、取り扱う商品が有形であれば、ECサイトや輸出、無形商品であればバーチャルツアーなどを企画してみるいいチャンスかもしれません。
台湾人観光客向けプロモーションのススメ
正直なところ、未だコロナウイルスの収束の見通しがつかず、観光の行方について予想ができない状況にあります。しかし、インバウンド客、今回だと台湾人の意識を頭に入れておくだけで、観光が少しずつ復活したときに早いスタートダッシュを切れるはず。
そこで台湾人は現段階でいつ頃訪日したいと考えているのか調査したところ、皆さんの予想通り、現在の感染リスクがある今のような状況では、訪れないと回答した方が最も多く全体の40%を占めました。
ただ、面白いことに半年以内に日本へ行きたいと答えた台湾人はなんと約50%。台湾人観光客が最も早く戻ることへの可能性を感じざるを得ない結果となりました。
この結果から、新型コロナウイルスの影響が長期化しても問題ないようなECサイトや輸出体制などの準備と、インバウンドが回復したときにすぐに動き出せるようなプロモーションや受け入れ体制を並行して実施することが成功のカギといえます。
旅行先1位として選ばれたのは東京を抜き、なんと東北!?
近頃、三密を避けられるオープンエアな場所が好まれる日本と同様、台湾人の約70%が感染リスクを避けるため、自然が多い場所に訪問したいと回答。その結果、2位の東京をしのぎ、東北が1位に。
自然でオープンエアなイメージ発信しすること、また、感染リスクの可能性や施設の感染予防対策を気にしているとの声もあったので、どういった対策を講じているのか分かりやすく伝え、安心を与えることが重要です。
まとめ
台湾人向けアンケートの結果より、台湾市場はリピーター層も多いことから、他の国と比べて、早めに観光客が戻る可能性があることが明らかになりました。弊社では台湾ネットワークを利用した、台湾人インフルエンサー活用プランをご用意しておりますので、台湾市場向けの施策をお考えの方は是非チェックしてみてください。
スタッフ紹介
和テンション新卒社員の徳田です。趣味は温泉巡りで、別府市の88湯巡りでは、現在60個を制覇。皆様のおすすめ温泉があれば教えてください!ブログでは、フレッシュでエネルギッシュな情報を皆様にお伝えいたします。
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